今年9月に韓国の全北現代モータースが、勝ち点9ポイントの剥奪を受けたことは大きな話題になった。同クラブのスカウトが犯した審判買収事件に対する処分であった。
この時点で勝ち点差14をつけて首位に立っていた全北現代だが、これにより2位FCソウルとの勝ち点差は5に縮まることになった。
12チームで争うKリーグでは、34節以降は上位下位6チームずつに分かれて戦う。そして、このほど最終節が行われたのだが、なんと同勝ち点で並ぶ全北現代とFCソウルが直接対決することに!
もし引き分けた場合はゴール数で上回る全北現代の優勝だったのだが…。
結果は、髙萩洋次郎も所属するFCソウルが敵地で全北現代を1-0で撃破!見事大逆転での優勝を飾った(髙萩も先発出場)。
一方の全北現代は最後の最後に勝ち点剥奪の影響が出る結果に。もし9ポイントの減点がなければ、36節時点で優勝が確定していたという。
現地メディアによれば、チェ・ガンヒ監督は「選手たちは今年1年を本当に難しいなかでも、最後まで最善を尽くしてくれた。試合前にはここまでこれただけでもありがたいと伝えた。今日の敗北は、運命として受け入れなければならない」などと述べていたそうだ。