ベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)の代表者はこのほど、水戸ホーリーホックに期限付き移籍中のFWグエン・コン・フォンについて、来季ベトナムに呼び戻すことを明言した。一方、グエン・コン・フォン本人は、「あと1年日本に残りたい」と語っている。
HAGLのグエン・タン・アイン団長は地元紙の取材に対し、「グエン・コン・フォン(水戸)とグエン・トゥアン・アイン(横浜FC)の契約は年末で終了する。日本の両クラブは契約延長を求めたが、ドアン・グエン・ドゥック会長はこれを拒否した。
会長は、若い二人の出場機会を増やしたいと考えている。試合に出て実戦経験を積んでいくことが、SEA Gamesでの良いパフォーマンスにも繋がる」と述べた。
一方、ベトナムネットの取材を受けたグエン・コン・フォンは、「来季については、まだクラブから話を聞いていません。個人的には、あと1年日本に残ってプレーしたいと思っています。日本は若い選手が学ぶ上で素晴らしい環境です」と話した。
また、同選手は先日のインドネシア戦で決めた代表初ゴールについて、「とても嬉しくて、その日は眠れない程でした。出場機会を与えてくれた監督と応援してくれたファンに感謝しています」とし、AFFスズキカップで代表引退を表明しているレ・コン・ビンについては、「とても残念。彼はサッカー選手とは、こうあるべきという手本として、いつもチームを引っ張る存在でした。私は同郷の偉大な先輩から多くのことを学びました」と続けた。