サッカーにおいて最も得点の入る確率が高いプレーであるPK。それだけに外してしまった場合はいたたまれないものになる。
そんななか、PKを失敗するとそのままピッチから勝手に去ってしまった選手がいた。今年5月に行われたエジプト1部リーグ、アル・イティハド対ガザル・アル・マハッラ戦での出来事がこれだ。
1-1で迎えた後半アディショナルタイム、アル・イティハドにPKの大チャンスが到来。これを決めれば勝利をグッと引き寄せられるシーンだったが、10番ユーセフ・オバマがまさかの失敗!
するとオバマはゴール裏の広告を飛び越え、スタッフの制止も聞かずにロッカルームへと引き上げてしまったのだ。よっぽど悔しかったのかもしれないが、勝手に試合から退いてしまうなんてありえない…。このまさかの事態にチームは急遽交代選手を投入するはめになっていた。
結局試合は1-1のドローで終了したものの、アル・イティハドはオバマの振る舞いに激怒し、多額の罰金を科したそう。
当時ザマレクからのローンとしてアル・イティハドでプレーしていたオバマは、19歳という若さであった。自分のPK失敗に失望し思わずああいった行動に出てしまったようだ。なお、現在はザマレクからワーディ・ディーグラに貸し出されている。