プレミアリーグ第18節、レスターFWジェイミー・ヴァーディは敵地でのストーク戦で一発退場になってしまった。

前半28分、相手DFグレン・ジョンソンに奪われたボールを獲り返そうと必死に追走したヴァーディ。ボールがこぼれそうになったところに両足から飛び込んだのだが、それが相手FWマメ・ディウフにヒットしてしまった。

その直後、クレイグ・ポーソン主審から突きつけられたのはレッドカード。確かに両足でタックルにいったが、ボールを狙ったものだったようにも見えた。そして、角度によってはディウフに激しく接触したわけではないようにも。

物議を醸すこのジャッジについて、『BBC』では識者たちのコメントを載せている。

元チェルシーFWパット・ネヴィン

「彼が両足でタックルに行った時、ディウフを傷つけようとしていたようには見えなかった。

だが、レフェリーからすればそれは関係なかった。イエローにすべきだったとけちをつけるつもりはない」

元レスターFWディオン・ダブリン

「クズだね。レフェリーは完全に間違った。ヴァーディはタックルをした。

両足で(危険な)タックルするつもりは全くなかった。100%間違いだ」

元トッテナムFWガース・クルックス

「クレイグ・ポーソンは起きたことについて、根本的に見誤っていた。

ヴァーディは両足で突っ込んだが、ボールを獲るためにそうした。

彼はボールを勝ち取り、ディウフは退いた。

ヴァーディは接触していない。決して無謀ではなかった。

レフェリーは小さなクラブに対しては大きな決断をする。より簡単だからね」

また、ハーフタイム時にはクラウディオ・ラニエリ監督が主審に詰め寄るシーンもあったようだ。このレッドカードに対する両監督の反応は以下のようなものだったそう。

クラウディオ・ラニエリ(レスター監督)

「一方の監督はYesと言うだろうし、もう一方はNoと言う。私に聞くならば、No(受け入れがたい?)だ。マーク・ヒューズに聞くなら、Yesだろう」

マーク・ヒューズ(ストーク監督)

「あれは両足でのタックルだった。彼は突っ込んだし、レスター側の不満については知らない。自分からすれば、あれは明白だった」

ヴァーディを失ったレスターは前半で2失点するも、終盤に2点を獲り返す劇的な展開で引き分けに持ち込んでいる。

なお、岡崎慎司はベンチ入りしたものの出番はなかった。

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