Qoly年末年始恒例のプレイバック企画! 過去に掲載された記事をもう一度振り返ってみよう。

今回は2015年12月12日の「チェルシーだけじゃない…スポーツ界で“王”が凋落した9のケース」。今季はレスター・シティもこうなっているわけだが…。

昨季憎らしいまでの強さでプレミアリーグを制覇したチェルシー。今季も優勝候補筆頭に挙げられていたが、まさかの絶不調に喘いでいる。

そんななか、『telegraph』では王者が凋落したのは今季のチェルシーだけではないとして、スポーツ界におけるいくつかのケースを伝えている。

1995-96シーズンのブラックバーン

ON THIS DAY: In 1995, Blackburn Rovers won their first and only Premier League title. #BRFC pic.twitter.com/pqTdskZyKO
— Squawka Football (@Squawka) 2015, 5月 14

1995年5月にプレミアリーグのタイトルを勝ち取ると、監督だったケニー・ダルグリッシュはフットボールディレクターに就任し、アシスタントだったライ・ハートフォードが新指揮官に招聘された。

だが、結果は理想とは程遠いものだった。開幕6試合で勝ち点はわずか4、その時点でタイトル争いから脱落した。11月頭には11位まで降下、後半戦は盛り返したものの、7位でシーズンを終えた。写真はダルグリッシュとティム・シャーウッド(前アストン・ヴィラ監督)。

2014年ツール・ド・フランスでの、クリス・フルーム(ロードレース)

ツール・ド・フランスとは、毎年7月に行われる自転車ロードレース大会。フルームはイギリスのロードレーサーで、2013年のチャンピオン。だが、翌年の大会では第5ステージでクラッシュ。その影響で左手首を痛め、リタイアを余儀なくされた。

このまさかの事態に、3度の優勝経験を持つグレッグ・レモン(アメリカ人、引退)は「信じられないし、ショッキング」と語っていたほど。ただ、フルームは今年の大会で王座に返り咲いている。

2003年のウィンブルドン選手権での、レイトン・ヒューイット(テニス)

ウィンブルドン選手権は、テニスの四大国際大会のひとつ。ヒューイットはオーストラリア出身の選手で、2002年大会の王者。だが、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ翌年はまさかの1回戦敗退。前回覇者が1回戦で負けるのは史上初(いまでもこの一度きり)だった。

相手はほぼ無名といえるクロアチア人のイボ・カロビッチで、観客もストレート勝ちを予想していた。実際にヒューイットは第1セットを6-1でものにしたが、第2セットをタイブレークの末に落とすと、そこからさらに2セットを連取されて敗北した。

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