『Gazzetta dello Sport』は「元イタリア代表DFアレッサンドロ・コスタクルタは、古巣ミランの契約方針を批判した」と報じた。
近年低迷を続けているミラン。監督も短期間にコロコロ入れ替わる状況が続いており、先日はシニシャ・ミハイロヴィッチ氏が解任になった。
一時経済的に苦しんでいたことから「ワケアリ」の選手が多くなり、アデル・ターラブやマリオ・バロテッリなど「問題児」と呼ばれる選手が集まったこともあり、トラブルも増加していった。
先日のカルピ戦ではコロンビア代表FWカルロス・バッカが交代になったことで不満を明らかにし、チーム内の不和が伝えられる状況にもなった。
かつてミランで活躍したコスタクルタ氏は態度の悪い選手が増えてしまったと話すとともに、以前のクラブとは補強の方針が変わってしまったことを嘆き、マルディーニのような人物が必要だと語った。
アレッサンドロ・コスタクルタ
「私は、クラブが行った決定のいくつかについて驚いている。ミランは常に振る舞いという点で信頼性の高い選手に注目していた。
ところが、近年ではアントニオ・カッサーノ、ジェレミ・メネズ、アディル・ラミのような選手たちと契約している。
そして、同じことはカルロス・バッカについても起こった。カルピ戦で見せた彼の態度のことだ。それはこのグループにおいて前向きなものではなかった。
マルディーニのような人物がサッカーの外にいることは不合理だと思う。彼はリーダーとして生まれてきた男である。
シニシャ・ミハイロヴィッチは、素晴らしいコーチだった。しかし、ミランには上手くフィットしなかった。彼の方針はサポーターに勝利出来なかった」