5日に行われたコパ・デル・レイのベスト16。

バルセロナはアウェイでアスレティック・ビルバオに敗れ、2017年の初戦を1-2で落としてしまった。

そんなこのゲームが行われたのは、ビルバオの新ホームスタジアムであるサン・マメス。

2013年に完成したサッカー専用スタジアムで、アウェイチームにとっては陥れるのが難しい“要塞”と呼ばれるスタジアムだ。

もともとビルバオは旧サン・マメスを100年間ホームとして使用してきた。しかし、2004年に新スタジアム建設の計画が明らかになり、資金難を経てなんとか2013年に完成した。

建設費は2億1800万ユーロ(およそ270億円)で、キャパシティは5万3332人。ファシリティもスペインで最高クラスであり、サンティアゴ・ベルナベウやカンプ・ノウに次ぐ世界基準のスタジアムだ。

外壁には発光性の素材が用いられており、外側から見てもかなり鮮やかなデザインとなっている。

そんなハイスペックな新サン・マメスであるが、開場以来、バルセロナにとって鬼門にもなっている。

スタジアムがオープンした2013年からの4年間で計3度もバルセロナは敗れており、その通算成績はバルサから見て4勝3敗とほぼイーブン。

昨シーズンのスーペル・コパでは、4-0の完敗を喫している。敵地とは言え、バルセロナがこれだけ苦手としているスタジアムもないはずだ。

欧州全土開催となったEURO2020で、スペインはビルバオを開催地に選んでおり、もちろん会場はこの新サン・マメスだ。

知名度こそベルナベウやカンプ・ノウには劣るが、美しさと荘厳な雰囲気を兼ね備える、スペインを代表する近代的なスタジアムである。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名