『Punch』など各メディアは、「ジンバブエ代表チームは、アフリカネイションズカップに向かうための飛行機に乗ることを拒否した」と報じた。
1月14日にガボンで開幕を迎える予定のアフリカネイションズカップ。毎回何らかの問題が発生する大会であるが、今回は各チームの金銭スキャンダルが大きなトピックスになっている。
ジンバブエは先週の金曜日、副大統領のエマソン・マンマンガワ氏を迎えた夕食会を行う予定であったが、選手がそれをボイコットした。
ホテルの通路に座り込みを行い、試合への出場給を1000ドル(およそ11.55万円)から5000ドル(およそ57.74万円)に、地元選手の手当を一日50ドル(5860円)から150ドル(1万7580円)、国外組選手の手当を一日100ドル(1172円)から500ドル(58600円)に値上げするよう要求したのだ。
それに対して経済的に難しい状況となっているジンバブエサッカー連盟は「国を人質にして金を稼ぎたいという願望を完全に非難する」と対立姿勢を明らかにした。
本来は土曜日にガボンへと飛び、火曜日に親善試合を行う予定となっていたが、日曜日になってもチームは飛行機に搭乗していないようだ。
また、同じように経済的問題が発覚しているのがウガンダである。先月から大会出場のための現金が足りないと言われており、政府に援助を求めていることが明らかになっていた。
こちらはウガンダサッカー協会が先に借金をしてチームをキャンプに送っているため、ボイコット運動には繋がっていないものの、政府が用意できたのは予定の4分の1に当たる54万716ドルしかない。
ジンバブエのように大会出場が危ぶまれる状況ではないが、選手に対して十分なユニフォームや環境が与えられる可能性は低くなっている。