『BBC』は「カメルーンサッカー選手協会会長のジェレミ・ヌジタップ氏は、FIFProの調査によって明らかになった事実に不満を述べた」と報じた。
先日国際プロサッカー選手協会(FIFPro)によって行われた選手の雇用条件調査。カメルーンは調査対象となった54カ国の中に入っており、選手の65%が「契約書の写しを持っていない」と回答した。
これは対象となった国の中で最も大きな割合であり、カメルーンにおいての選手の契約が非常に悪いものになっていることを示唆している。
また、カメルーンでは給与未払いについても85%の選手が経験していると回答している。
かつてレアル・マドリーやチェルシーでプレーした経験を持ち、先日カメルーン選手協会会長に就任したジェレミ・ヌジタップ氏は、インタビューに対して以下のように答えたという。
ジェレミ・ヌジタップ
「契約書にサインをする時、そのコピーは貰わなければならない。そうでなければ、何の権利もないことになる。
サッカー選手は、その契約の内容が書かれた書類にサインをする。そのコピーを持っていないのであれば、それは公平ではないのだ。
そうなれば何の法的保護もない。これらの選手にとっての主要な問題の一つだ。これは私の優先的課題の一つである。この問題を解決してみせる」
「給与が支払われていない場合には、試合の結果を左右しようとする人物による試みが行われるだろう。
私は八百長について話しているよ。選手が給与をもらっていることが重要になる。そうでなければ誘惑に負けてしまう。選手のほとんどは責任を負っているんだ。家族が彼らを頼りにしているのだ」
「残念ながら、怪我人のケアの不足もアフリカによくあることだ。
ある選手がそれ以上プレーできなくなれば、他の選手を獲得しようとする。それは公平ではない。
オーナーにとっては、何もできない人物に金を払うようなもの。そして、彼らは契約を尊重することを忘れる。普通のことではないが、我々が毎日戦っている種の問題だ」