14日、『Independent』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、メスト・エジルが不公平な立場にあると話した」と報じた。
アーセナルとの契約が2018年夏までとなっているエジル。アレクシス・サンチェスとともに新契約の交渉が停滞しており、かなり大きな給与を求めているとも言われる。
しかし、このところは病気によって離脱しており、3試合を欠場。先日のドイツのメディアでは「アーセナルに残るかどうかは監督次第」と語ったとも報じられた。
ゴール数が比較的少ないこともあってこのところは批判されることも多くなっており、エジルにとっては難しい時間になっている。
しかしヴェンゲル監督は以下のように話し、彼は不公平な立場に置かれていることを理解すべきだと語った。
アーセン・ヴェンゲル
「私が思うに、誰もがメスト・エジルに対してゴールを決めることを望んでいる。
彼がやれることやパフォーマンスとの間にギャップがあることは、我々皆が確かに感じている。エジルは正しい道に進んでいるが、それはいつもではない。
しかし、このような才能を持っている人物は、おそらく不公平な立場にあるのだ。いつもそれ以上を求められるからね。
誰もが、彼の試合に何の制限もかかっていないと感じているのだろう。したがって、いつも『もっとやってくれよ!』というのだ。
なぜなら、皆常に『彼はもっとやれる』と感じているからだ。我々は皆人間であり、毎日改善することができる。
問題は、より多くを望んでいる時、それをどのように実現していくか…という点に我々が気づかなければならないということだ。
エジルは試合に情熱を捧げている。彼のテクニックは神から与えられただけのものだと思ってはいけないよ。
あのようなタッチ、テクニック、そしてビジョンを手にするためには、子供の頃から一つ一つのパスに集中しなければならないんだ。
そのためには、試合に情熱を捧げなければならない。そして、エジルは試合のクオリティに対する特別な情熱を持っているんだ」