サッカー選手にとって、背番号「10」は特別なナンバーだ。
『背番号「10」の系譜』というこのシリーズでは、特定のクラブチームで10番を背負ったレジェンドたちを順番に紹介していく。
今回は横浜F・マリノス。Jリーグで背番号固定制が採用された1997年以降を対象とする。
フリオ・バルディビエソ(MF)
【横浜FMでの背番号の変遷】
#10:1997 - 1998年
背番号が固定制になり、旧横浜マリノスの初代“ナンバーテン”となったのはボリビア出身のバルディビエソだった。1997年のJ1セカンドステージ、ガンバ大阪戦では12分、25分、28分にゴールをあげ、16分間でのハットトリックは長くJリーグ記録となった(2015年に難波宏明が更新)。1998年には中村俊輔の初ハットトリックに2アシストを供給している。引退後は指導者に転身しており、ボリビア代表を率いコパ・アメリカにも出場した。