退団を求めるディミトリ・パイェットの去就問題に揺れるウェストハム。スラヴェン・ビリッチ監督は「失望したし怒りがある」と語るなど頭を痛めている。
🎥 Slaven Bilic says West Ham United do not want to sell Dimitri Payet after the midfielder asked to leave the Club#COYI pic.twitter.com/MsessmhRBj
— West Ham United (@WestHamUtd) 2017年1月12日
だが、実は彼もかつて同じような仕打ちをウェストハムにしていたと話題になっている。
現役時代はクロアチア代表として活躍したビリッチ。彼は1997年の夏にウェストハムからエヴァートンに移籍している。
その際のエピソードを『theguardian』が伝えている。当時のビリッチはウェストハムからの退団を試みており、指揮官ハリー・レドナップは「苦々しく、怒っていた」という。
ハリー・レドナップ(1997年3月)
「彼(ビリッチ)は素晴らしい契約を結んでいる。クラブ史上最も給料の高い選手だ。
彼はそれにサインした。今になって彼は移籍したがっており、エヴァートン(のほう?)がビッグクラブだと感じている。
なので我々にできることは何もない。
我々からすればウェストハムもビッグクラブだが、彼は違うと感じている」
そして、当時のビリッチは「こうしなければならなかった。我々はプロフェッショナルだ。全ての選手が分かっている。もしビッグクラブ行きのチャンスがあるならば、それを掴み取らなければいけないことを」と語っていたそう。
それから20年が経ち、まさかレドナップと同じ心境を味わうとは思っていなかっただろう…。