ドルトムントは30日のヴォルフスブルク戦に5-1と大勝した。

同時刻に行われた試合で首位バイエルンがボルシアMGに1-1と引き分けたため勝ち点差は5に縮まり、残り2試合での逆転優勝に僅かな可能性を残した。

ドルトムントのサポーターにとってまさに会心の週末となったわけだが、しかし、会場のジグナル・イドゥナ・パルクは試合前から“あの人物”に対する怒りに満ち溢れていた。

そう、主将のフメルスだ。

フメルスは先月28日、バイエルン移籍の希望をクラブを通じて公式に発表した。その直後とあって、フメルスは試合前から容赦ないブーイングと罵声を受けたのである。

また、スタンドにはこんな横断幕も掲げられた。

「キャプテン(船長)が船を放棄するなら、早いほうがいい(さっさと出ていけ)!」

そしてキックオフ直後も…

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ドルトムントのサポーターは、フメルスがボールを持つたびに大ブーイングを浴びせたのであった。

香川の1ゴール1アシストなどゴールラッシュになった展開もあり、ブーイングは次第に小さくなっていったものの、最後まで決して止むことはなかった。

我々への裏切りを、宿敵バイエルンへの移籍を決して許さない…怒りと悲しみが入り混じるドルトムント・サポーターの強固な意志がはっきりと見て取れる、そんな試合であった。