先週末、コルネジャ=エル・プラットで行われたリーガ第20節のエスパニョール対セビージャ戦。

このゲームでは試合中にもかかわらず、2度にわたってスタジアムが拍手で包まれた(「Youtubeで見る」からご覧ください。00:27から)。

拍手が起こったのは16分と21分。実はこれ、両クラブに在籍しながら命を落とした選手を追悼する目的のものだ。

その選手とはアントニオ・プエルタとダニエル・ハルケ。ともにスペインに世代別代表で活躍し、将来を期待されながらも心臓発作でこの世を去った(プエルタは2007年、ハルケは2009年)。

エスパニョールのホームでは毎節21分になると、ハルケに向けた拍手が行われる(21番はハルケの背番号)。このゲームでもそれは同様であったのだが、エスパニョールは元セビージャのプエルタのためにも16分に拍手の時間を設けたのだ(16番はプエルタの背番号)。

この拍手はセビージャのホームであるラモン・サンチェス・ピスフアンで行われているものであり、エスパニョールはセビージャのファンにこのような特別な時間を用意したというわけだ。

真剣勝負の舞台でありながら、こうした心意気は素敵なものであったと言えるだろう。

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