柴崎岳の移籍が決まったスペイン2部テネリフェ。監督を務めるのは、ホセ・ルイス・マルティだ。

彼はマジョルカ島出身で1975年生まれの41歳。40歳まで現役としてプレーした後、2015年11月から古巣でもあるテネリフェの指揮官に就任した。

現役時代は地元マジョルカやテネリフェ、セビージャなどで活躍。実力派ピボーテ(ボランチ)としてリーガでも知られた存在だった。

各ポジションへのヘルプや味方がボールロストした際のポジショニングやコースの消し方に、持ち前の絶妙なバランス感覚が存分に発揮されていた。また、センターバックとしてもプレーしたが、ドリブルからの強烈なミドルシュートや正確なプレースキックも持ち合わせていた。

晩年になっても、ファーストディフェンダーとして中盤で相手を追い回し、攻撃面では前線をフォローするなどプレーは健在だった。

柴崎は2列目として起用される可能性があるようだが、名ピボーテだったマルティのもとどんな成長を見せてくれるのか楽しみだ。

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