筆者名:能登正人

「海外で底辺から頂点へ。 世界中を股に掛ける、“さすらいフットボーラー”」 セレッソ大阪の下部組織出身で、高校卒業後は、スペイン、ドイツ、タイの数クラブでプレーし、2015年にはジェフユナイテッド千葉・市原でJリーグを経験。 2016年にはラオスのラネサン・ユナイテッドに移籍してシーズン優勝を飾った。今季からはインドネシアに活躍の場を移し、ペルシバ・バリクパパンでプレー。当コラムでは、生活の様子やインドネシアのサッカー事情、文化面などを“ゆるーく”配信。


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さて、前回は、ペルシバ・バリクパパンとの契約に至るまでをお話しましたが、今回は、契約日当日に起こった小話を。

それは、契約書類へのサインを完了後、午前中に銀行口座開設なども済ませ、昼寝終わりにゆったりとカフェしていた時のことです。突然、チームマネージャーから連絡があり、一体何の話かと聞いてみると、思いがけない一言が飛んできました。

チームマネージャー「マサ、今日、夜8時にフライトな!」

僕「う、うん!(笑)」

はい、またまた出ました。さらっと、とんでもないことを言っちゃうやつ。これも、俗に言う、“海外あるある”です。

どうやら、話をよく聞いてみると、ビザ取得のためにシンガポールに行って欲しかったみたいですが、こればかりは、本当びっくりし過ぎて笑っちゃいましたね(笑)

でも、僕の頭は不思議な構造をしているので、この話を聞いた直後からすっかり旅行気分。「シンガポール!何しようかな~」とワクワク気分です。この切り替えの早さは、持ち前のプラス思考がなせる技ですかね(笑)

で、その頃、チームはというと、週末にカップ戦が行われるため、アウェーに移動予定。ということで、僕も後追いでシンガポールから合流しないとダメらしく、その夜はジャカルタに移動して1泊することにしました。

しかーし、今回の話はこれで終わりません!

無事、ジャカルタの空港に着いたのですが、ここでさらなる“サプライズ”を浴びました。僕は、ただビザを取得しにきたつもりだったのですが、そこには、インドネシア国内の他チームの外国人選手たちがズラリ。どうやら、彼らも同じタイミングでビザ取得に来たみたいで、いつの間にか、「外国人の新人研修会」みたいなことになりました(笑)

ブラジル人、アルゼンチン人、チリ人、スペイン人、日本人が入り乱れる状況の中、この時、感じたのは「スペイン語を話せて良かったな」ってこと。

選手一人一人と喋れて仲良くなれたことで、シンガポール滞在中も彼らと一緒に楽しむことができたし、「やっぱり全ては繋がっているな」と改めて実感しました。

シンガポール旅を満喫して仲良くなった選手も、試合が始まれば、戦うべき相手。そんな関係性が自然に出来てしまうサッカーって、やっぱ最高ですよね。

と、色んなことを考えながら一同は解散。僕は夕方の便でジャカルタへ帰り一泊。翌日、朝一の移動でカップ戦の行われるアウェーの地へ向かいました。

さて、次は、いざデビュー戦!

「シンガポール海外新人研修」 正人