ティアゴ・アルカンタラ
(バルセロナでは2011年にCL優勝を果たしたが、決勝で出場機会はあまりなかったね?)
「あのときは4ヶ月目だったからね。『OK、ベンチにいよう』と考えていた。ただ、それから『数分出たい』『もっと出たい』となっていく。
チャンピオンズリーグ決勝は素晴らしい経験だった。それに勝ったこともね。ただ、それと同時に、これが僕のものだと感じたいんだ。プレーできなければ自分のものだと感じられないからね」
(バルセロナ時代からアレクシス・サンチェスのことはよく知っているよね?)
「彼は素晴らしい選手だよ。ドイツであろうが、イングランドであろうが、スペインであろうが、どこであっても上手くやれるだろう。
多くの技術を持っており、ゴールの本能も備えている素晴らしい選手だ。そして、常に競争的だ。
いつもサッカーをやりたがっている男だ。サッカーを愛している。サッカーとともに生きている。常に勝利を求めている選手だよ。我々と同じようにね」
(ベジェリンも同僚だったよね?)
「彼はいつも本当に速いよ」
(バイエルンはユップ・ハインケスの下で2013年に優勝したが、その後は3年連続で準決勝敗退を喫している)
「そうだね。でも、準決勝に3回連続で出られるチームがいくつあるのかを考えてみてくれよ。
今我々はベスト16にいて、そこにいるチームを見ている。我々は世界最高の選手を備えて競争している。世界最高のクラブだ。
そして、最終的には細かいディテールが勝負を決める。それは運ではないよ。幸運は見出すものだ。
アトレティコ・マドリー、バルセロナ、そしてレアル・マドリーは決勝に進出するに値した。我々は毎年頂点に到達するために最善を尽くしてきたよ。
準決勝に3回進んだというのは良いことだとも考えられるよ。あと一歩だ。冷静でいなければならないし、決勝まで進まなければならない。
ただ、結局話すべきなのはアーセナル戦のことだよね。我々はこれを楽しみにしているよ。どうなるだろうね」
チアゴ・アルカンタラが指摘、3年連続準決勝敗退は良いこと
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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