『BBC』は17日、「国際サッカー連盟(FIFA)会長のジャンニ・インファンティーノ氏は、2月24日にジンバブエを訪れることを決めた」と報じた。

昨年ゼップ・ブラッター氏に代わってFIFAのトップとなったインファンティーノ氏。24日に行われるCOSAFA(南部アフリカサッカー連盟)の会合に招待され、それを受託した。

ところが、これに対してアフリカサッカー連盟(CAF)が強烈に批判しているのである。その理由は何なのか?

それは、「選挙」を見越した動きなのである。

COSAFA評議会の一員であるマダガスカルサッカー協会会長のアハマド・アハマド氏は、来月行われるアフリカサッカー連盟会長選挙に立候補している人物だ。

もちろんCOSAFAの加盟14カ国はアハマド・アハマド氏を支持しており、投票を約束しているのだ。

つまり、CAFの会長を務めているイサ・ハヤトゥ氏が、来月の選挙に向けてインファンティーノ氏がCOSAFAとの関係を強めることを嫌がっているのである。

CAFはインファンティーノ氏が訪問するCOSAFAの会合に対して「アフリカの組織を不安定にしようとする試み」という強烈な批判を行っている。

COSAFAはインファンティーノ氏の訪問を「フィリップ・チャンワ会長の誕生日を祝うための式典」として選挙に向けた動きを否定した。

しかし、CAF会長がこれに危機感を抱いていることは間違いない状況であり、当然14の票の存在は極めて大きい。

3月16日にエチオピアで行われる選挙に勝利するのは、現職のイサ・ハヤトゥ氏か、それともアハマド・アハマド氏になるのか?

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