『Gazzetta dello Sport』は21日、「ACミランは、夏の補強予算として1億3000万ユーロ(およそ155.2億円)を使う予定である」と報じた。
現在中国に拠点を置くコンソーシアム、シノ・ユーロップ・スポーツに株式を売却する手続きを進めているミラン。
その総額は4億2000万ユーロ(およそ501.4億円)になる予定であるが、そのうち2億ユーロ(およそ238.8億円)は手続き遅延の違約金として支払い済みである。
様々なものを差し引いて、3月3日の正式な買収が行われた際にはおよそ1億ユーロ(およそ119.4億円)がミランに入ってくるとのこと。
ただ、そのうち7000万ユーロ(およそ83.6億円)は手続き遅延のために発生したミランの営業費用に充てられることから、残りは3000万ユーロ(およそ35.8億円)。
そこに中国の新オーナーは1億ユーロを追加し、夏のマーケットでは1億3000万ユーロの予算を準備するとのことだ。
なお、カルロス・バッカが売却された場合にはその利益が補強予算に上乗せされるため、1億3000万ユーロ以上の額が使えるという。
補強候補としてはパトリック・シック(サンプドリア)、フランク・ケシエ(アタランタ)、ケイタ・バルデ・ディアオ(ラツィオ)などが予想されている。