22日、アンドラサッカーの歴史は変わった…。

現在ワールドカップ2018予選を戦っており、開幕から5連敗を喫しているアンドラ代表。欧州ではリヒテンシュタイン、サンマリノ、ジブラルタル、フェロー諸島と並ぶ小国として知られる。

アンドラサッカー協会が設立されたのは1994年。初めての国際試合は1996年に行われたEURO2000予選のエストニア戦で、1-6で敗北している。

初勝利は2000年4月のベラルーシ戦。それから2002年のアルバニア戦、2004年のマケドニア戦に勝っていた。しかし、そこから12年以上白星はなし。その試合数は86に及んだ。

これは世界の主要なサッカー史上最も長い未勝利記録であったが、それをアンドラは22日の親善試合で止めてみせた。

ライバルであるサンマリノとアウェイで戦ったアンドラは、イルデフォンズ・リマのPKとクリスティアン・マルティネスのゴールで2点を奪取し、0-2で勝利を収めたのだ。

未勝利記録を止めただけではない。これはアンドラにとって、協会設立以来初めてのアウェイでの勝利であったのだ。同国のサッカーの歴史が変わった瞬間だった。

しかし、その一方でライバルのサンマリノも、アンドラに迫っている状況にあるのだ。

サンマリノサッカー協会が設立されたのは1988年、初の国際試合は1990年のスイス戦で、その際には4-0で敗北した。

彼らが最後に勝利したのは2004年のリヒテンシュタイン戦。そして歴史上まだアウェイゲームでの勝利がないのだ。

連続未勝利試合は75となっており、アンドラの記録までは11の差があるが、どんどん近づいている状況にある。

さあ、サンマリノは86に達するまでに勝利をあげることができるのか?欧州のサッカーではこんなところにも注目しがいがある!

なお、アンドラは3月25日にフェロー諸島とのワールドカップ予選、サンマリノは3月20日にモルドバとの親善試合を控えている。相手を考えても、どちらも可能性を感じる組み合わせである。

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