小学生の試合でスローインを止める国が現れたようだ。シンガポールの『Today』が伝えている。
Throw-ins have been replaced by kick-ins at this year's primary schools football championships. Good move? https://t.co/FmgYR9N4I0 pic.twitter.com/lGsCMDCbkq
— TODAY Sports (@tdysports) 2017年2月23日
シンガポールでは新たなルールにより、小学生の大会ではスローインの代わりにキックインを採用することになったという。シニア(11~13歳)・ジュニア(9~11歳)の大会でこのルールが適用され、キックイン(間接フリーキック)時に相手選手たちは2メートル離れる必要があるとのこと。
シンガポールサッカー協会は、この新ルール導入の理由についてこう説明している。
FAS(シンガポールサッカー協会)
「ショートパスを促し、チームのポゼッションを維持させ、ビルドアップをしていくことを意図したものです。特に9~13歳の子供たちのために」
今回のルール変更は、子供たちのポゼッションプレーとショートパスの促進を狙ったものだという。
ただ、小学生用のピッチは狭いうえに、背の高い選手がいると簡単に空中戦を支配できることから、(キックインで)ペナルティエリア内へのロングボールを狙ってくる学校が増えるのではないかという危惧もあるそう。そうなると当初の意図とは真逆になってしまう…。