小学生の試合でスローインを止める国が現れたようだ。シンガポールの『Today』が伝えている。

シンガポールでは新たなルールにより、小学生の大会ではスローインの代わりにキックインを採用することになったという。シニア(11~13歳)・ジュニア(9~11歳)の大会でこのルールが適用され、キックイン(間接フリーキック)時に相手選手たちは2メートル離れる必要があるとのこと。

シンガポールサッカー協会は、この新ルール導入の理由についてこう説明している。

FAS(シンガポールサッカー協会)

「ショートパスを促し、チームのポゼッションを維持させ、ビルドアップをしていくことを意図したものです。特に9~13歳の子供たちのために」

今回のルール変更は、子供たちのポゼッションプレーとショートパスの促進を狙ったものだという。

ただ、小学生用のピッチは狭いうえに、背の高い選手がいると簡単に空中戦を支配できることから、(キックインで)ペナルティエリア内へのロングボールを狙ってくる学校が増えるのではないかという危惧もあるそう。そうなると当初の意図とは真逆になってしまう…。

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