中村俊輔という主軸が抜け、不安の声も少なくなかった横浜F・マリノス。
しかし、開幕戦で浦和レッズに3-2と逆転勝利を収めると、先週末に行われた北海道コンサドーレ札幌戦には3-0と勝利した。
いずれもホームゲームというアドバンテージはあったものの、新加入選手がチームに溶け込んでおり、現在J1の首位に立っている。
そんなこの日の札幌戦で先制ゴールを奪ったのは、ツルヴェナ・ズヴェズダからやってきたMFダヴィド・バブンスキー。センスを感じさせる巧みなボールコントロールで、札幌ゴールを陥れた。
0-0で迎えた47分、横浜FMは左サイドから齋藤学が中へとパスを送る。
するとバブンスキーがここに走り込み、兵藤慎剛を上手くかわし左足を振り抜きゴール!
札幌GKク・ソンユンはほぼ中央にポジショニングしていたため、ファーサイドにゴールを決めるにはアウトスイングのボールをサイドネットに蹴るしかなかったはず。
バブンスキーのキックはまさにその通りとなり、ク・ソンユンとしてもほとんどノーチャンスであったに違いない。まさに、バルセロナのカンテラ仕込みのマジカルなゴールであった。
試合後、バブンスキは自身のInstagramで「この喜びを皆さんと分かち合うことができ、なんて美しい気分なんだ」と気持ちを綴った。