『STV』は5日、「上海申花のMFチン・シェンは、半年間の出場停止という処分は違法であると訴えている」と報じた。
3月11日に行われた上海申花対天津権健の試合において、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの足を踏みつけて退場になったチン・シェン。
彼に対しては上海申花から30万元(およそ485万円)の罰金、トップチームからの追放という処分が科せられた。
さらに、中国サッカー協会(CFA)は彼に対して12万元(およそ194万円)の罰金、さらに9月22日まで全ての試合に出場できないという非常に厳しい罰則を言い渡した。
これは6ヶ月間、22試合に及ぶ処分。メディアは「中国はメンツを守るために彼を生け贄にした」と批判し、規則を超えた判断であると伝えた。
「ヴィツェルを踏んだ中国人選手に『半年出場停止』はバカげている」 https://t.co/jjCoeZ8Pzi
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年3月29日
さらに、踏まれたアクセル・ヴィツェルすらも「あのファウルに対してこれはあまりにも厳しすぎる」とベルギーのメディアに語るほどだった。
通常、CFAの規定においては悪質なラフプレーに対して最低3試合の出場停止+1万5000元(およそ24万円)の罰金、怪我をさせる行為に対して最低5試合の出場停止、2万5000元(およそ40万円)の罰金が科せられる。
チン・シェン側はこの規則を考えれば全く合理的ではない罰則であるとCFAに処分の撤回を求めているとのこと。
また、彼は一部によって伝えられた「チン・シェンは問題が多く暴力的な選手」という主張も否定し、この4年間で1回しかレッドカードを受けていないことを強調したという。
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