12日、UEFAチャンピオンズリーグの準決勝1stレグ、ドルトムント対モナコ戦が行われた。

安全上の問題から延期となっていたこのゲーム。

両チームの選手たちは厳戒態勢の中スタジアム入りし、試合は予定通り午後6時45分にキックオフとなった。

試合前、ドルトムントの選手たちは今回の事件で右腕を骨折したDFマルク・バルトラに連帯を示すシャツを着用。またGKロマン・ビュルキは、バルトラのユニフォームを逆さに着てウォーミングアップに現れた。

しかし、序盤は完全にモナコのペースだった。

ポゼッションは34%と低い数値だったが、縦に早い攻撃からチャンスを作り、19分にキリアン・エンバッペ・ロタンがゴールをあげ、35分には左サイドのクロスからスヴェン・ベンダーのオウンゴールを誘い、0-2という最高に近い形で後半に折り返した。

流れが変わったのは後半だ。

トーマス・トゥヘル監督がヌリ・シャヒンとクリスティアン・プリシッチを投入すると、この采配がズバリ的中。右サイドに入ったプリシッチから効果的な突破が見られるようになり、ドルトムントは良い形での崩しが目立つようになった。

そして57分、ついにゴールが生まれる。