『Der Spiegel』は15日、「ドルトムントのCEOハンス=ヨアヒム・ヴァツケ氏は、爆弾テロ事件で大会を撤退するわけには行かなかった」と報じた。
先日、モナコとのチャンピオンズリーグ準々決勝のためにスタジアムへ向かっていたドルトムントのバスが爆破される事件があった。
幸いにして怪我人は腕を骨折したマルク・バルトラのみで、試合は次の日に延期されて無事行われた。
しかし、事件の日には大会からの撤退も考えざるを得ない状況であったようだ。ヴァツケCEOは以下のように語ったという。
ハンス=ヨアヒム・ヴァツケ
「私は、トーナメントから完全に去るべきなのかどうかをざっと考えたよ。しかし、そうなれば犯人の思う壺になっていただろう。
もし選手がプレーできないというのであれば、彼らは監督にそれを伝えることが出来た。
そして、私もそれを完全に受け入れると言っていた。そして、どんな形になろうとも我々が全面的にサポートすると。
選手たちは、このような攻撃によって受けた心の傷を専門家と共に癒していく機会を与えるし、我々はどんな助けでも行うよ」
(イスラム過激派の犯行声明と思われる手紙がばらまかれていたが、犯人は政治的過激派や暴力的サッカーファンによるものという可能性もある)
「彼らは、明らかにボルシア・ドルトムントを傷つけようとはしていなかった。ドイツに対する攻撃だった」