『Daily Mail』など各メディアは、「UEFAはリヨンとベシクタシュに対して次年度の大会出場禁止処分を執行猶予付きで言い渡した」と報じた。
先週行われたヨーロッパリーグの試合において、観客による大きな暴動事件が発生した。
リヨンの本拠地パルク・オリンピック・リヨネーに詰めかけた両クラブのサポーターが、キックオフ前に衝突。多くの発煙筒が炊かれるなどして、試合の開催が妨げられた。
今度はELで暴力事件…ファンがピッチへ避難、KOは遅延…何があった https://t.co/oNySQGfcXl
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年4月13日
観客は一時ピッチ上に避難することを余儀なくされるなど、近年の欧州カップ戦においては最悪レベルの暴動となった。
そして、UEFA懲戒委員会はこの問題に対してかなり大きな処分を科すことを決めたようだ。
リヨンとベシクタシュの両クラブに対し、今後1年間の欧州カップ戦への出場を禁止した他、さらにそれぞれ10万ユーロ(およそ1159万円)の罰金の支払いを命じた。
なお、2年間は保護観察となり、何らかの問題行動があった場合その出場停止処分が科せられる。
既にベシクタシュはこのUEFAの制裁に控訴することを発表しており、さらにリヨンも公式サイトでジャン=ミシェル・オラス会長が「訴えるかどうかを検討している」と述べている。