イタリア・セリエAのローマは、「新たなスポーツディレクターとして、モンチ氏と契約した」と公式発表した。

ラモン・ロドリゲス・ベルデホ、通称「モンチ」は、1968年生まれの48歳。ゴールキーパーとしてセビージャで11年間に渡ってプレーし、引退後にフロント入り。2000年にセビージャが2部に降格した際にスポーツディレクターとなり、ユースシステムとスカウティングポリシーを改革した。

それによって優秀な生え抜きに恵まれたほか、国外から安く優秀な選手を買って高く売るというビジネスモデルも構築され、セビージャはスペイン有数のクラブに成長することとなった。

しかし、その能力が評価されたことから引き抜きの噂は絶えず、バルセロナやレアル・マドリー、アーセナルなど多くのクラブが彼を狙っていると言われていた。

だが、セビージャを離れる決断をしたモンチ氏は、早くからローマのプロジェクトに惹かれていることを宣言。今回ついに契約に至ったとのことである。

モンチ

「私は、この機会を与えてくれた会長のジェームズ・パロッタや経営陣のメンバーに感謝したい。

これはエキサイティングなプロジェクトだ。これから長い間、この歴史的なクラブのファンやスタッフ、選手たちを喜ばせられることを楽しみにしているよ」

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