先週末に開幕した第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会。

22日から23日にかけて1回戦が行われ、各都道府県の代表チームが各地で激突した。

いわきFCがノルブリッツ北海道を8-2で、ギラヴァンツ北九州がアルヴェリオ高松を10-0で下すなど、大きく点差が離れる試合も目立ったが、稀に見る接戦となったゲームもあった。

沖縄県総合運動公園陸上競技場で行われたFC琉球対FC今治戦だ。その得点経過を見てみると…

21分:桑島 良汰(琉球0-1今治)
25分:富樫 佑太(琉球1-1今治)
38分:前田 央樹(琉球2-1今治)
45+4分 桑島 良汰(琉球2-2今治)
50分:長尾 善公(琉球2-3今治)
69分:田辺 圭佑(琉球3-3今治)
73分:長尾 善公(琉球3-4今治)
90+1分:西岡 大志(琉球4-4今治)

100分:片岡 爽(琉球4-5今治)
119分:西岡 大志(琉球5-5今治)

なんと120分を終え、5-5!

試合展開も一方が取ればもう一方が追いつくというシーソーゲームで、常に先手を取られていた琉球が後半終了間際の90+1分と延長後半終了間際の119分にそれぞれ同点ゴールをあげるなど凄まじいゲームとなった。

結局試合はPK戦の末、3-5で今治が勝利。

Jクラブを破った今治だが、まさか1回戦からこれだけの死闘を演じることになるとは…。

今治の吉武博文監督は試合後、「2回戦はファジアーノ岡山とですが、一度死んだという意味で開き直り、またリスタート後の天皇杯初勝利の喜びと自信を胸に、格上の相手に挑んでいきます」とコメントしている。

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