手続きの確認不足で、FC琉球への加入内定が一時取り消しになっていたMF名倉巧。
しかし2ヵ月が経過した3月30日、チームへの正式加入が発表され、翌31日にはJリーグにも登録されていた。
FC琉球、“内定取り消し”の18歳と正式契約!同時に発表された意外なことは https://t.co/hNlk7E0Ruy
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年3月30日
そんな名倉は1日に行われたJ3の第4節ガンバ大阪U-23戦の先発メンバーに抜擢され、いきなりJリーグデビュー。
すると、2ゴールをあげる活躍で大暴れして見せた。
40分
59分
まずは40分、斜めの動きから上手く抜け出し豪快に左足を振り抜くと、先制点をゲット!さらに2-0で迎えた59分にはフリーキックに頭で合わせ、試合を決定づける3点目を奪った。
高卒ルーキーによるデビュー戦でのゴールはそれ自体が珍しいが、J登録翌日でのゴールというのはほとんど前例がないはずだ。
内定取り消しから66日を経て、最高のJデビュー戦を飾った名倉は以下のように話している。
名倉 巧(FC琉球)
「Jリーグ初出場は緊張しましたが、先輩の選手たちが声をかけてくれ、自分のやりたいプレーができ、ゴールも取れたのでそこからは力を抜いて周りを向いてプレーできました」
(2得点について)
「正直びっくりしています。もちろんゴールは常に狙っていたんですが、得意でないヘディングでもゴールができ、神様が自分にゴールを与えてくれました。これからも慢心せずプレーしていきたいです」
また、FC琉球のキム・ジョンソン監督は「名倉が結果を残したというのはチームの中でも好材料。名倉はミスが少なく技術もしっかりしているので入ったボールを簡単に失わないところが素晴らしいと思います」とコメント。
高卒ルーキーの活躍に好印象を抱いた一方、試合のMVPには全ゴールをアシストした富所悠の名を挙げた。