『BBC』は26日、「バーンリーの元イングランド代表MFジョーイ・バートンは、18ヶ月の出場停止処分となった」と報じた。
今冬のマーケットでバーンリーに復帰し、プレミアリーグでも起用されているバートン。
しかしその一方で、加入前から規則で禁止されている試合へのギャンブル行為が発覚しており、出場停止処分が科せられる可能性が高いと言われていた。
そして今回バートンの事件に関しての公聴会が行われ、その結果サッカー協会(FA)は彼に3万ポンド(およそ424万円)の罰金、18ヶ月の出場停止を言い渡した。
バートンは自身がギャンブル中毒に罹っていたことを明かしており、治療中であったことが考慮されていないと自身のサイトで声明を発表。
「プロの選手を支配するルールを守らなかったことは認めるが、ペナルティが重すぎることについては議論の余地がない。この結果は私を早期引退に追い込むものだ」と批判している。
イングランドでは、2014年からセミプロリーグとなる8部以上の選手に対し、サッカーの試合に金銭を賭けることを禁止することを決めている。
バートンは2004年以降スポーツに対して『Betfair』で1万5000回以上の金銭を賭けていたことが判明している。
そして、そのうち1260件がサッカーに関するもので、一回につき平均150ポンド(およそ2万1500円)を投じているとのこと。
『BBC』によれば、なぜ10年もの間彼の違法行為が表に出てこなかったのかという点については、あまりにも数が多すぎて調査に時間がかかっていたためであるという。