今シーズンのJ2において、最悪に近いスタートを切っていたザスパクサツ群馬。
森下仁志監督が就任したチームは11節を終え1分10敗で、5得点24失点という泥沼の成績だった。「11戦未勝利」という状況はまだあったとしても、「11戦10敗」というのはかなり厳しい現実である。
しかし先週末、ようやく報われる瞬間がやって来た。
1-1で迎えたアウェイのロアッソ熊本戦、後半アディショナルタイム…(03:27から)。
ゴール前で怒涛の攻め込みを見せると、最後は新加入のFW高井和馬が押し込み逆転!
時計はすでに提示されたアディショナルタイム4分を回っており、勝利を決定付けるゴールと言って良かった。
得点が決まった直後、ゴール裏で応援していたサポーターの中には思わず座り込んで涙する人も。それほどまでに苦しい戦いを強いられていたのだろう。見ている者の胸を打つシーンである。