先週末、レアル・マドリーはセビージャに4-1と勝利。
優勝争いをしているバルセロナも勝利したため順位に変動はなかったが、今週ミッドウィークに予定されているセルタとの未消化試合に勝てば、ついに首位に立つことになる。
さて、そんなこの日のセビージャ戦はマドリーにとって今季のホーム最終戦となった。サンティアゴ・ベルナベウには8万人近い観客が押し寄せたのだが、なんとも意味深な場面があった。
マドリーが2-1とリードし迎えた60分、ジネディーヌ・ジダン監督は先発起用していたハメス・ロドリゲスに代え、カゼミロを投入。ハメスはピッチを後にするのだが…(「YouTubeで見る」からご覧ください。01:01から)。
スタジアムにいるサポーターに向け、丁寧に拍手をしながらピッチを去ったのだ。
リーガ公式が配信しているハイライト映像にはその一部しか収められていなかったが、ハメスはじっくりと時間をかけ、くるりと回りながら四方のサポーターに拍手を送った。
今シーズン限りでマドリーを去ることが濃厚と伝えられるハメス。
丁寧に拍手を送る様子はまるでマドリーファンに別れを告げているようであり、ベルナベウのサポーターもその意思を汲み取ったかのようにスタンディングオベーションで応えていた。