『BBC』など各メディアは17日、「アジアカップ予選の北朝鮮対マレーシアの試合が再び延期されることとなった」と報じた。

今年2月に発生した金正男氏殺害事件は、サッカーにも大きな波紋を巻き起こしている。

現場となったマレーシアと、事件への関与が疑われている北朝鮮との関係は急速に悪化。

それによって、北朝鮮で開催される予定であったマレーシアとのアジアカップ予選については「安全が確保できない」として延期されていた。

その開催は6月9日に予定されていたのだが、その後も情勢に変化はなく、北朝鮮はさらに複数回事実上の弾道ミサイル発射実験を行うなど国際問題となっていた。

マレーシアサッカー協会の顧問を務めているトゥンク・イスマイル・スルタン・イブラヒム王子は先日「選手の健康、マッチオフィシャルの安全性が保てない恐れがある」としてAFCに中立地での開催を求めていた。

そして今回AFCはそれらの訴えを受け、試合の日程を10月5日に延期することを決断した。

なお、今後北朝鮮で行われるAFCカップ、並びにAFC U-23選手権予選などについては、「厳密なモニタリング」の後に実施されるとのことだ。

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