2017年5月に新たなフランス大統領が誕生したが、その名がマクロンだったことからユニフォームファンがザワついた。この名を聞くと、どうしてもエマニュエル・マクロン大統領ではなく、イタリアのスポーツブランド『Macron』が頭に浮かんでしまう。しかも名前のスペルも一緒だ。
そこで今回は39歳のイケメン大統領誕生を記念して? Macronがこれまで手掛けた個性的なユニフォームを紹介していきたい。
SSCナポリ
Macronといえば絶対に外せないのがこのユニフォーム。ナポリの2014-15シーズンモデルで、デニム風のルックスが大きな話題となったアウェイキットだ。このデニムユニフォームはMacronの独創性や柔軟性、良い意味での奇抜さをアピールした。写真はマレク・ハムシーク。
パンツもデニム風だったことから「ファッションの原則に反してデニムにデニムを重ねた」と一部で酷評されたが、そのデニム・オン・デニムはいまや立派なファッションとなっているから皮肉だ。
トラーパニ・カルチョ
シチリアのクラブ、トラーパニ・カルチョの2013-14シーズンモデルでホームキット。このシーズンはセリエBを14位で終えた。写真はシモーネ・リッツァート。
エンジと白の配色バランスがとても良く、他を差し置いてでも取り上げてみたかったユニフォーム。襟の開き具合がファッションの国イタリアっぽくてオシャレ。右胸のMacronロゴ下に2つのエンブレムらしきものが見えるが、向かって右がトラーパニの町の紋章で、左がシチリア自治州の紋章だ。
ラツィオ
驚きをもって迎えられた2015-16シーズンのUEFAヨーロッパリーグモデル。黒はアウェイキットやサードキットでこれまでにも何度か使われており、ラツィオにおいては決して珍しくはない色だが、エンブレムまで全身黒は過去に例がなかった。
フロントにデザインされているイーグルは、1980年代のユニフォームに使われていたものとほぼ同じ。一足先に2014-15シーズンの115周年記念モデルで復活していた。