『BBC』は7日、「DCユナイテッドでプレーするシエラレオネ代表FWアルハジ・カマラは、プレーを続けることを宣言した」と報じた。
アルハジ・カマラは1994年生まれの23歳。モハメド・カロンのクラブで育成されたあと、スウェーデンのノーショーピングでブレイクし、昨年DCユナイテッドに加入したストライカーである。
しかし彼は一つの問題を抱えている。昨年2月、UEFAの診断で心臓に問題があることが発覚したのだ。
その医師は彼にサッカーを辞めることを勧めたものの、カマラはアメリカへと渡り、他の専門医の判断を仰いだ。プレーに問題がないという診断を受け、キャリアを続けることを決めたのだ。
アルハジ・カマラの兄であるバイサマは、シエラレオネのリーグでプレーしていた選手だったが、先日心臓発作と思われる症状で試合中に死去した。同じ遺伝的な問題を抱えていると思われるアルハジにも「大丈夫なのか」という声が上がっている。
先日は中国でコートジボワール代表MFシェイク・ティオテが心臓発作で死去したこともあり、カマラの状態が再び話題になった。しかし、彼はそれについて以下のように話し、サッカーへの愛を明かした。
アルハジ・カマラ
「(ティオテが死去したが?)彼の死は悲しいが、僕の心臓の状態はまだ命に関わるものではない。だからプレーを続ける。
大丈夫だと分かっている。辞めたいと思ったことはない。
死は常に起こる可能性があるものだ。
他のサッカー選手が亡くなったと聞いても、辞めることは出来ない。兄のバイサマは試合中に倒れて病院に運ばれていった。しかし、その死亡原因は決まったわけではない」