ギラヴァンツ北九州が今季から新たにホームとして使用している「ミクニワールドスタジアム北九州」。

最大の特徴は海のすぐ側という風変わりなロケーションであり、バックスタンドの柵に「海へのゴミのポイ捨て禁止」や「魚釣り禁止」といった注意書きが書かれているという、なんとも味のあるスタジアムである(00:29から)。

そんなミクスタで先週末、Jリーグ史上初となる珍事が起きた!

10日(土)に行われたギラヴァンツ北九州対ガンバ大阪U-23の試合中…

2-1と北九州がリードし迎えた85分、G大阪U-23はMF芝本蓮が北九州DFの背後にボールを送る。

FW白井陽斗を狙ったボールは少し長くなり、これを前に出てきていたGK高橋拓也がクリア!するとボールはバックスタンドのフェンスを大きく越え、なんと海へと飛んでいってしまったのだ。

これがいわゆる「海ポチャ」!Jリーグではもちろん初めての事例であり、世界的に見てもかなり珍しいハプニングとなった。

こういう時に、期待通りの反応を見せてくれるのがJリーグのサポーターたちだ。

ボールの行方を知ったファンたちは歓声をあげ、バックスタンドの後方にいた観客はピッチを背にして海に浮かんだボールを見ていたのだった。

ちなみにミクスタでは海にボールが入った際、運営者側が回収することになっている。

この後も船が動き、網ですくってボールを拾い上げたとのこと。試合終了後のミックスゾーンにはすでにこのボールが展示されていたようで、回収は非常にスムーズであるようだ。

史上初となる「海ポチャ」の達成者(?)である高橋は「狙ってませんからね」とツイートしている。

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