『DW』など各メディアは13日、「カタール代表チームにFIFAから罰則が与えられる可能性がある」と報じた。
先日、ホームでのワールドカップ予選で韓国を相手に3-2と大きな勝利を収めたカタール。
既に予選突破は厳しくなっているものの、5年後に控えている自国開催の大会に向けて大きな勝利となった。
しかし記事によれば、そのカタール代表チームにFIFAから罰則が与えられる可能性があるという。
この試合に向けて、カタールの選手たちがウォーミングアップで着用したのは、同国の首長であるシャイフ・タミーム・ビン・ハマド・アル・ターニー氏の顔写真が描かれたTシャツであった。
これは先日サウジアラビアら数カ国がカタールとの断交を発表したことに対しての抗議、自国に対する忠誠を表すものだと考えられている。
25分に先制点を決めたハッサン・アル・ハイドゥースは、そのパフォーマンスの際にも当該のTシャツを掲げていた。
これに対し、この試合で退任する可能性が高いと言われるカタールのホルヘ・フォサッティ監督は、「罰を受けるはずはない」と話した。
ホルヘ・フォサッティ
「首長の写真が入ったTシャツで罰則を受けるとは思えない。誰に何かを言ったわけでもない。
国民、そして多くの家族が傷ついている封鎖に同意することは出来ない。ふさわしいものではないよ」
これまで他国の政治的なスローガンに対しては厳しい立場を取ってきた韓国。このケースに対してどのように抗議を行うかが注目される。