DF部門「センターバックは世界に誇る2人で決まり」
次にディフェンダー部門だが、センターバックは日本代表経験のある2人で決まりだ。田中マルクス闘莉王と前述の塩谷である。
日本を代表するセンターバックである闘莉王は、その才能を水戸の地で開花させた。2003年シーズンには、DFながら10ゴールを挙げる活躍を披露。栄転した浦和レッズでもチームの柱として活躍し、名古屋グランパス時代の2010年にはリーグ優勝に多大なる貢献を果たした。
日本代表としての活躍も印象深く、南アフリカW杯では中澤佑二と鉄壁の壁を築き上げ、ベスト16入りの原動力となった。現在は京都サンガでフォワードとしてプレーし、ここまで8ゴールをマーク。その多才ぶりには恐れ入る。
国士舘大学から加入し、ステップアップした広島で日本代表へ上り詰めた塩谷。その偉大な先輩と同じ経歴・特徴を持つ今瀬淳也は、今後同じ道を歩むことになるかもしれない。
攻撃力にも長けた今瀬は、現在流行中の3バックにぴったりハマる。今後の活躍次第では、ヴァンフォーレ甲府で3バックの一角を争う新里亮のように3バックをベースとするチームに引き抜かれる可能性はある。
次にサイドバックを選考していきたい。
右サイドは徳島ヴォルティスでプレーする広瀬陸斗。加入1年目からチャンスを掴むと、翌年に徳島へ引き抜かれた。一方の左サイドは激戦区だが、ドルトムントでプレーするパク・チュホを推したい。
水戸でプロキャリアをスタートさせた後は、鹿島アントラーズ→ジュビロ磐田→バーゼル→マインツと徐々にステップアップ。欧州屈指の強豪であるドルトムントまで上り詰めた。
柏レイソルで不動の地位を築く輪湖直樹、今季から北海道コンサドーレ札幌に所属する田中雄大が次点だ。