主審が提示したレッドカードを、相手選手が撤回させるという珍事があった。
それが起きたのはMLSのフィラデルフィア・ユニオン対DCユナイテッド戦。後半28分に…。
74' | DC will play the rest of the match with 10 men after Acosta was sent off#JoinOrDie https://t.co/5umQXn179z
— Philadelphia Union (@PhilaUnion) 2017年6月25日
タッチライン際で接触が起きると、主審はDCユナイテッドのMFルシアーノ・アコスタに一発レッドカードを突きつけた。
だが、アコスタともつれ合った相手MFハリス・メジュニャニンが、異議を申し立てたことでレッドカードは取り消しになったのだ。
Ref takes back the red card. Acosta remains on the field. #DCU | #PHIvDC https://t.co/t0EH3p7AEs
— D.C. United (@dcunited) 2017年6月25日
レッドカードを対戦相手がわざわざ撤回させるのは、なかなかないこと…。このフェアプレーは現地で話題になっている。
結局、1人の退場者も出なかった試合はフィラデルフィアが1-0で勝利している。ただ、あの時点でもフィラデルフィアが1点をリードしており、もし逆の展開だったら違っていたかも…?
"I think you need to be honest, and I didn't feel a kick."
Haris' sportsmanship resulted in the ref putting a red card back in his pocket. pic.twitter.com/BWraw6uow8
— Philadelphia Union (@PhilaUnion) 2017年6月25日
ソリン・ストイカ(主審)
「カードを取り下げたのは、プレーの後に(メジュニャニンが)蹴られてはいないと述べたからだ」
ハリス・メジュニャニン(フィラデルフィア・ユニオンMF)
「レフェリーのもとに行ったら、『蹴られたか?』と聞かれた。
『いや、彼は蹴っていない。押しただけだと思う』と答えたんだよ。
正直にならなくてはならない。蹴られたとは感じなかった。
というわけで、あれはレッドカードではなかった」
ベン・オルセン(DCユナイテッド監督)
「彼(メジュニャニン)は一流の選手、一流の人間だと思う」
メジュニャニンは1985年生まれの32歳。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表として2014年ワールドカップにも出場した選手だ。デポルティーボ・ラ・コルーニャにも所属してことがあるボランチで、今年からMLSでプレーしている。
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