ミランに所属していたFWアキム・マストゥールが、6月30日付けでチームを離れたようだ。

イタリア『PremiumSport』などが伝えている。

マストゥールは1998年6月15日生まれの19歳。

モロッコ人の両親の下イタリアのレッジョ・エミリアに生まれ、その圧倒的なテクニックから10代にして「天才」と呼ばれたアタッカーだ。

ボールスキルの高さと創造性溢れるプレーから「将来クラブを背負って立つ逸材になる」と期待され、弱冠15歳にして名門ミランのトップチームに招集された逸話を持つ。

そんなマストゥールは過去2シーズン、ローンでマラガとズウォレに出されており、出場機会にも恵まれることはなかった。そしてこの6月に所属元であるミランへと戻ったのだが、クラブとの間で契約延長の交渉はなかったようで、6月末をもってフリーになったようだ。

ほんの数年前まで、マストゥールは世界で最も名の知られたユース年代の選手であった。しかし、結局ミランでの出場試合数は「0」に終わり、今後は新たにプレーするチームを探す立場となった。

プロの世界の怖さを物語る経緯ではあるが、マストゥールはまだ19歳。再起に期待したいところだ。

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