先日、試合中に不整脈で倒れたアヤックスMFアブドゥルハーク・ヌーリ。脳の大部分が機能しておらず、永久的にダメージが残ると発表され、オランダ国内にショックが広がっている。
そんななか行われたUEFAヨーロッパリーグ予選2回戦、ヴァレッタ(マルタ)対ユトレヒト戦でこんな出来事があった。
Wat een geweldige actie van de FC Utrecht-fans! In de 34ste minuut van de wedstrijd tegen Valletta scanderen ze de naam van Appie Nouri. pic.twitter.com/m2iQhV3692
— VI (@VI_nl) 2017年7月13日
『Voetbal International』によれば、前半34分に(ユトレヒト)ファンたちがヌーリの歌を歌ったという(アヤックスでのヌーリの背番号は34番だった)。
悲劇に見舞われたヌーリに対し、ユトレヒトのサポーターからもエールが送られたようだ。
アムステルダム出身のヌーリは、モロッコ系の両親のもとに生まれた選手。同じくモロッコ系であるユトレヒトMFザカリア・ラビャドは、試合後にこう述べていたそう。
ザカリア・ラビャド(ユトレヒトMF)
「目に涙が流れた。チーム、そして特にヌーリを毎週世話していた(?)ヤシン・アユブ(同じくモロッコ系のユトレヒトMF)を誇りに思う。
関係者、特に彼の家族に対するサポートを表明したい。
34分にファンがヌーリに向けて歌った時、僕は泣きながら立っていた」
なお、試合は0-0で終了。ユトレヒトホームの2ndレグは来週行われる。