先月行われた日本代表のワールドカップ予選。対戦相手のイラク代表に、アハマド・ヤーシーンという選手がいた。
「イラクのクリスティアーノ・ロナウド」とも呼ばれる彼は幼くしてスウェーデンに移住した経歴を持つ強力なウィンガーだ。
Känslan när du gör debut för BK Häcken och blir matchhjälte! #allträknas #bkhäcken pic.twitter.com/bKXJznoN7q
— BK Häcken (@bkhackenofcl) 2017年7月17日
そのヤーシーンは今月16日にAIKソルナからヘッケン(スウェーデン1部)へレンタル移籍した。
その翌日のイェンシェーピング・セドラ戦に帯同すると、後半20分から出場。すると、その13分後に決勝ゴールを叩き出し、チームを勝利に導いたのだ。
En uppdatering av veckoschemat efter tidigare fel. Så här ser resten av veckan ut för A-laget. #bkhäcken #allträknas #hisingen pic.twitter.com/qcdL2PaiJz
— BK Häcken (@bkhackenofcl) 2017年7月17日
移籍からわずか1日でヒーローになってしまったヤーシーン。だが、実はヘッケン移籍が決まるまでの去就は錯綜していた。
昨年1月にスウェーデンの名門AIKへ移籍したものの徐々に出場機会が減少し、今年1月にカタールのアル・ムアイティルへローンで放出。だが、そのレンタル移籍も4月で打ち切られ、宙ぶらりんな立場にあったのだ。
試合後、「本当に素敵なデビュー」と語ったヤーシーン。なんでもデビュー戦は超強行スケジュールのなかでの出場だったようだ。
アハマド・ヤーシーン
「書類のためにカタールに戻らなくてはいけなかった。
4時間だけ滞在して、また(スウェーデンに)戻った。
今日の11時に試合に出られると伝えられたんだ。ハッピーだね。
(カタールへの旅は価値があった?)
間違いないよ(笑)」
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