イングランドサッカー協会(FA)は、ジョン・テリーとチェルシーに対して制裁を加えないと発表した。

英国『BBC』などが伝えている。

調査の対象となったのは、昨シーズンのプレミアリーグ最終節チェルシー対サンダーランド戦での出来事。

この試合はテリーにとってチェルシーでのラストゲームであり、スタンフォード・ブリッジでの最終戦でもあった。そこでチェルシーのアントニオ・コンテ監督はテリーの功績に敬意を払い、先発出場していたテリーを26分に交代。

もちろん「26」というのはテリーの背番号にかけたものだが、あえてテリーを途中交代させることで、ファンや選手たちが拍手する時間を設けたのだ。

しかし、テリーが交代になる時間が賭けの対象になっていたようで、数千ポンドを手にした人もいたという。

これに対し、FAはブックメーカーが事前にテリーが交代するタイミングの情報を掴んでいたのではないかと調査したのだが、そのことを明らかにする証拠を掴むことができなかったとのこと。

交代のタイミングについてはテリーが自身のアイディアであったことを明かしており、コンテとの間でも合意していたという。

何でも賭けの対象にしてしまう英国らしい出来事であった。

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