『Gazzetta dello Sport』は12日、「PSGとフィオレンティーナは、スペイン代表FWヘセ・ロドリゲスのローン移籍に同意しつつある」と報じた。
ネイマールを獲得したことでヘセ・ロドリゲスの出場機会はかなり少ない状況になると考えられている。
そこで先日から噂になっていたのはフィオレンティーナに2年という長期のローンで送り出されるのではないかという話だった。
しかし、逆に『Corriere dello Sport』などはその情報を否定している。PSGはネイマールの獲得で大きな資金を使っており、ヘセ・ロドリゲスはなんとか現金化したいと考えているという。そのためフィオレンティーナへの2年ローンというのは選択肢に入らず、交渉はむしろ決裂に近いとのこと。
また『Fiorentina.it』(公式サイトではない)は「ヘセはストーク・シティへの移籍を望んだ」と伝えており、こちらでも破談の可能性が高いことを示唆している。
そして『Sky』などが伝えているのが、フィオレンティーナは「ジェノアのFWジョバンニ・シメオネの獲得に近い」という情報だ。
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督の息子で、「チョリート」のあだ名を持つストライカーは、昨季セリエAで12ゴールを決めてきた。トリノやマルセイユも彼に関心を抱いているというが、ジェノアの希望額である1700~1800万ユーロ(およそ21.8~23億円)を支払えるのはフィオレンティーナだけであるという。
早ければ今週中にも交渉は合意に至る可能性が高いとのことで、大量放出を余儀なくされたフィオレンティーナにとっては大きな補強となりそうだ。
なお、ニコラ・カリニッチのミラン移籍の話も進んでいると言われ、2500万ユーロ(およそ32億円)で交渉が合意に近づいているとのこと。