『Times』は15日、「チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、補強の方針についてクラブと衝突している」と報じた。
先日のプレミアリーグ開幕戦でバーンリーに2-3と敗北してしまったチェルシー。補強が今ひとつ進行していなかったことから不安が囁かれる中での失態であった。
アントニオ・コンテ監督がチームの方針に対して不満を抱いていることは広く報じられてきている。
その理由は、チェルシーの経営陣は若い選手に投資したいと考えている一方で、コンテ監督はチームに経験が不足しているという見方をしているからだという。
今季チェルシーが獲得したのはアルバロ・モラタ、ティエムエ・バカヨコ、アントニオ・リューディガーで、それぞれ24、22、22歳である。
その一方で29歳のネマニャ・マティッチを放出し、更にジエゴ・コスタを戦力外にしており、年齢層が下がっている。
アントニオ・コンテ監督は経験を足したいとしてフェルナンド・ジョレンテ(32歳)、アントニオ・カンドレーヴァ(30歳)、イヴァン・ペリシッチ(28歳)などを求めているという。
しかし経営陣は将来的に価値が上がらない選手を獲得することに難色を示しており、補強政策で監督と対立しているとのことだ。
今季もリーグ優勝を狙っているコンテ監督であるが、現場と経営陣に意見の齟齬があれば、それは難しいものになる可能性が高い。