大詰めを迎えているワールドカップ・アジア最終予選。
グループBで首位に立つ日本代表は、最後の2試合でオーストラリアとサウジアラビアと対戦する。
Here's how Group B of the @FIFAWorldCup Asian Qualifiers stands after the latest round of matches! #WCQ2018 #RoadToRussia pic.twitter.com/7PMKQODCzg
— The-AFC.com (@theafcdotcom) 2017年6月13日
日本は予選においてオーストラリアとの相性が良くない…。ここでは、オーストラリア通の編集部Kに素朴な疑問をぶつけてみた。
▼オーストラリアといえばフィジカルサッカーなイメージだけど、今もそうなの?
「そうとはいえない。
横浜F・マリノス行きの噂があったジョゼップ・ゴンバウ、ベガルタ仙台を率いたグラハム・アーノルド、そして現在のオーストラリア代表を指揮するアンジュ・ポステコグルーらの指揮官がAリーグでパスサッカーを導入し、今や国内はポゼッション全盛。
スペイン人の獲得もブームになった。その影響を受けて代表もかなりグラウンダーで繋いでいくチームになっている。もちろんフィジカルの強さは残しながらであるが。
それはもちろんアーロン・ムーイ、トム・ロギッチらの新鋭テクニシャンが果たしている役割も大きい」
▼なんか3バックらしいけど?
「3バックに守備的なボランチ、攻撃的なウイングバックという非常に珍しいシステムを使っており、コンフェデレーションズカップでも話題になった。
この形は今予選の途中から導入されたものだが、強みはとにかく前線に人数がかかりやすいこと。ペトロヴィッチ体制時の浦和レッズと似た狙いがあるのではないかと思っている」
▼今の調子は?
「強み弱みがハッキリしているのでチームとしての完成度が高いとは思わないのだが、アーロン・ムーイやトム・ロギッチ、トミ・ユリッチなど前線がかなりフィットしており、さらにコンフェデレーションズカップを戦ったということが大きい。
前の試合から時間が開いたため断言は難しいが、選手のコンディションという点では日本を上回っているだろう」