ベルギー1部ジュピラー・リーグで、驚きの監督人事があった。

発端となったのは、久保裕也が所属するKAAヘントの不振だ。

久保の活躍もあり昨シーズンを3位で終えたヘントだったが、今季は開幕後から結果が出ず。UEFAヨーロッパリーグの予備予選3回戦ではラインドルフ・アルタッハに敗れ敗退し、国内リーグでも1ヶ月以上にわたって勝利をあげることができなかった。

そんなヘントは先々週ズルテ=ワレヘムとの試合に敗れ、8節を終えてこれが早くも4敗目。この結果を受け、ヘイン・ファンハーゼブルック監督の退任が発表された。

ファンハーゼブルック監督は2014-15シーズンにヘントを初のリーグ優勝に導いた人物であり、翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでもチームはベスト16に進出した。

しかし、今季は開幕直後から思うような結果が出ておらず、このほどクラブとの相互の合意で契約が解除となった。

ヘントのサポーターにも愛された存在であったため惜しむ声もあったのだが、直後にある発表が行われる。

ヘントと上位争いを演じるライバルで、ベルギーの名門であるアンデルレヒトがファンハーゼブルックを新監督として招聘したのだ。

連覇を目指すアンデルレヒトだが今季はリーグ戦ですでに2敗を喫しており、先月中旬にはレネ・ヴァイラー監督が解任に。その後、暫定監督が指揮していたのだが、このほどファンハーゼブルックを新指揮官として迎えた。

一人の監督がシーズン中にライバルチームへと移るケースは珍しい。退任発表からわずか7日後の就任ということで、これはヘントファンの心境が気になる感じだ…。

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