ベルギー1部ジュピラー・リーグで、驚きの監督人事があった。
発端となったのは、久保裕也が所属するKAAヘントの不振だ。
久保の活躍もあり昨シーズンを3位で終えたヘントだったが、今季は開幕後から結果が出ず。UEFAヨーロッパリーグの予備予選3回戦ではラインドルフ・アルタッハに敗れ敗退し、国内リーグでも1ヶ月以上にわたって勝利をあげることができなかった。
そんなヘントは先々週ズルテ=ワレヘムとの試合に敗れ、8節を終えてこれが早くも4敗目。この結果を受け、ヘイン・ファンハーゼブルック監督の退任が発表された。
KAA Gent en Hein Vanhaezebrouck gaan uit elkaar #kaagent #JPL https://t.co/RKZBKBtudy pic.twitter.com/DbMTQPNWZs
— KAA Gent (@KAAGent) 2017年9月27日
ファンハーゼブルック監督は2014-15シーズンにヘントを初のリーグ優勝に導いた人物であり、翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでもチームはベスト16に進出した。
しかし、今季は開幕直後から思うような結果が出ておらず、このほどクラブとの相互の合意で契約が解除となった。
ヘントのサポーターにも愛された存在であったため惜しむ声もあったのだが、直後にある発表が行われる。
Hein Vanhaezebrouck dirigera l’équipe A du #RSCA durant les trois prochaines saisons. Il prendra en charge les entraînements dès mercredi. pic.twitter.com/WjCebaad4t
— RSC Anderlecht (@rscanderlecht) 2017年10月3日
ヘントと上位争いを演じるライバルで、ベルギーの名門であるアンデルレヒトがファンハーゼブルックを新監督として招聘したのだ。
連覇を目指すアンデルレヒトだが今季はリーグ戦ですでに2敗を喫しており、先月中旬にはレネ・ヴァイラー監督が解任に。その後、暫定監督が指揮していたのだが、このほどファンハーゼブルックを新指揮官として迎えた。
一人の監督がシーズン中にライバルチームへと移るケースは珍しい。退任発表からわずか7日後の就任ということで、これはヘントファンの心境が気になる感じだ…。