今週、欧州各地で行われたUEFAヨーロッパリーグ。グル―プEではアタランタとアポロン・リマソール(キプロス)が対戦した。

アポロンは1-3で敗れたが、FWアンドレ・シェンブリが一矢を報いるゴールを決めてみせた。

31歳の彼はマルタ代表のキャプテンであり、ELでゴールを決めた初のマルタ人になったとのこと。

だが、記念すべきゴールを決めたはずが、ピッチ上で少しも喜びを表さなかった。その理由について、試合後にSNS上でこう綴った。

アンドレ・シェンブリ(マルタ代表キャプテン)

「とても強いアタランタ相手によくやった。

今週マルタで起きたことがあった後、ゴールを祝う気分ではなかった」

今週、マルタではジャーナリストのダフネ・カルアナガリチアさんが死亡する事件があった。

同氏は「パナマ文書」を報道し、マルタの首相夫婦を巡る疑惑も伝えていた。だが、運転する車に仕掛けられていた爆弾により殺害されたと見られている。

この事件を巡っては報道関係者から強い反発が起きているが、スポーツ選手であるシェンブリも思うところがあったようだ。

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