先日、イタリアサッカー連盟は国内リーグ戦の試合前に故アンネ・フランクさんに1分間の黙祷を捧げ、「アンネの日記」を読み上げることを要請した。
問題の発端は、先週末のオリンピコ・スタジアムで行われたラツィオ対カリアリ戦。 ラツィオのウルトラスがアンネ・フランクさんに宿敵ローマのユニフォームを着せたステッカーを貼ったほか、「ローマファンはユダヤ人」とのスローガンを唱えていたとされている。
これが反ユダヤだと批判が高まり、リーグとしても対処に乗り出した形。
そんななか、かつてラツィオでもプレーした現トリノ監督シニシャ・ミハイロヴィッチ氏の発言が話題になっているようだ。
同氏は先日行われたフィオレンティーナ戦前の会見で、アンネ・フランクについて聞かれるとこう答えたという。『Tuttosport』が伝えている。
シニシャ・ミハイロヴィッチ(トリノ監督)
「(アンネ・フランクが)誰なのか知らない。
私は新聞も読まない。そういうことは語れない。
申し訳ないが、この件について私は無知なんだ」
この5試合勝ちがないトリノは週末にカリアリと対戦する。