現地時間15日夜、来年行われるワールドカップ最後の出場国を決める大陸間プレーオフ、ペルー対ニュージーランドの2ndレグが行われた。
満員のサポーターが集まったエスタディオ・ナシオナルで、ホームのペルーは序盤から攻勢をかけていく。
しかし、一方のニュージーランドは5バックに4枚の中盤でがっちりブロックを固め、すぐに最終ラインをペナルティエリアまで下げる防衛システムを組んだ。
高さに欠けているペルーはなかなか最終局面でシュートに持ち込ませてもらえず、攻め疲れする展開になっていた。
しかし、それを破ったのは一瞬の隙からのカウンター。
長いボールから左サイドでクリスティアン・クエバが受け、ドリブルでDFリードを引き出し、折り返し。
中央にいち早く3人が詰めていたことでジェフェルソン・ファルファンがフリーになり、シュートがDFボクソールに当たってゴールイン。ペルーに先制点が生まれた。
ポゼッションをすることでカウンターのチャンスを待つ。まさに南米のサッカーという形でのスコアであった。
ファルファンはドーピングで出場できなくなったパオロ・ゲレーロのユニフォームを掲げ、戦友にゴールを捧げる。
さらに後半にはセットプレーから追加点。65分にクエバのコーナーキックからDFクリスティアン・ラモスが押し込み、スコアを2-0とした。
ニュージーランドは攻撃の枚数を増やして反撃を狙うも、アディショナルタイムにクリス・ウッドの飛び出しを防がれてしまうなどチャンスを生かせず。
結局ホームのペルーが2-0で勝利を収めることに成功し、実に1982年大会以来36年ぶりとなる予選突破を果たした。これで来年のロシアワールドカップに出場する32か国がすべて決定した形となる。